2022 年総まとめ：イノベーション、権利擁護への支持、そしてチャレンジ精神

この 1 年間も昨年に引き続き、コロナウイルス、インフレ率の上昇、サプライチェーンへの障害、気候変動に関する懸念、そしてウクライナへの軍事侵攻など、多くの難題に直面する日々が続きましたね。

そんな状況の中でも、Vivaldi は希望と連帯感を忘れずに未来を見つめることができました。それは、一丸となったコミュニティの可能性というものを、これまで実際にこの目で見てきたから。

Vivaldi はパワフルなコミュニティに支えられていることを誇りに思っています。アンバサダー、ソプラノ、翻訳者、ボランティア、パートナー、そして Vivaldi チームが共同して努力した結果として築き上げられたものが Vivaldi です。「ユーザーファースト」をモットーとしたブラウザーの構築は皆さんのおかげで実現できていることに感謝の意を表したいと思います。

イノベーションと品質が備わったソリューションをお届け

2022 年ももうわずか、ということで、今年１年のハイライトを振り返ってみましょう。

Wired の記事では、「E メールがつまらないのではない。改善されるべきなのはメールクライアントだ」とコメントしてくれました。

まさにその通り。 Vivaldi の問題に対する取り組み方の一つとして、より優れた信頼性の高いソリューションを提供するというものがあります。そして、今年最大のハイライトの一つとして、カレンダーとフィードリーダーの機能が備わった Vivaldi メールをリリースしました！

Vivaldi メールのパワフルな機能は我々が誇りとしているもの。Vivaldi は閉鎖的なソリューションではなく、あらゆるメールプロバイダーのメール全てにブラウザからアクセスができます。Vivaldi メールには多彩な機能が備わっています。詳細はこちらからチェックしてみてください。

2022 年に満を辞してリリースした Vivaldi メール、カレンダー、フィードリーダー

Vivaldi カレンダーはシンプルでありながらパワフル！そして、他のカレンダーでは見落とされがちな点にも対応しています。例を挙げると、他のカレンダーでは各予定の情報はほんの少ししか表示されなかったり、キーボードと互換性が無いために素早くナビゲーションを行えなかったりということもしばしば。Vivaldi カレンダーではもっとフレキシブルに予定を表示でき、余計なクリックも必要ありません。

Vivaldi のフィードリーダーの便利な点は？自分が本当にチェックしたいものだけをピックアップして表示できます。さらに、今日のインターネットにありがちなアルゴリズムによって操作された閉鎖的なソリューションを回避できます。

みなさんのニーズに合わせて Vivaldi をもっとエキサイティングに！

ツールバーエディターでインターフェイスを調整したり、新しいタブのオプションとしてスクロール可能なタブやタブスタックのピン留めなどもできるようになりました。また、（同期可能な）リーディングリストやタスクパネルなどを新しく導入して、ユーティリティ機能もさらにパワーアップしました。アップデートに関する詳細はこちらから。

Android 版 Vivaldi にも便利な機能を沢山追加した 1 年でした。アドレス欄でスワイプしてタブを表示したり、アクティブでないタブを自動的に閉じるオプションを利用したり、操作性もアップしてもっと使いやすくなりました。

新しいタブを開いた時にアドレスバーにフォーカスするオプションを使えば、何度もクリックする必要が無くなるのでとても便利。新しいタブを開くと URL 欄がフォーカスされてキーボードが表示されるので、すぐに入力を始めることができますよ。

機能が増えて楽しみも倍増！ Android、Chromebook、タブレット、および特定の自動車で利用可能な Vivaldi

タブグループの名前の変更や編集も行えるようになっただけでなく、選択できるアクセントカラーの選択肢も増え、さらには、メニューバーも編集できるようになったので、カスタマイズの幅ももっと広がりました。Android 版 Vivaldi に関する詳細はこちらから。

移動中のブラウジングをリード　

2021 年 12 月、Vivaldi は EV 車の Polestar 2 でもデビューしました。そして今では、新型の Polestar 3 SUV と Renault の次世代自動車、メガーヌ E-TECH エレクトリックと全ての新型のオーストラル、また、OpenR Link システムを内蔵するフューチャーカーにも搭載されています。

自宅でもオフィスでも、そして移動中でもブラウジングを楽しんでもらいたいという Vivaldi の思いが自動車業界への進出につながりました。

閉ざされたソーシャルからの脱却

Mastodon での独自のインスタンス（サーバー）、Vivaldi Social の立ち上げは社内での大きな熱意により実現したプロジェクトでした。

Vivaldi の目的は、Fediverse（フェディバース）、そして Mastodon のグローバルコミュニティと、より簡単に交流できる機会をユーザーの皆さんに提供することでした。

Mastodon のようなオープンスタンダードに基づいたプラットフォームは、包括的なコントロールからの脱却を促進します。個人データの取り引き、ユーザーの追跡やプロファイリングなどは一切ありません。

これが、Vivaldi が 2 週間で Vivaldi Social を立ち上げ、独自のインスタンスで Fediverse に参入した初のブラウザとなった大きな理由です。実現した経緯に興味があれば、Forbes の記事をチェックしてみてください。

ビッグテック企業に代わる信頼性のあるサービスを提供することは、Vivaldi にとって重要な一歩。そして、Mastodon をブラウザのパネルに組み込んで、より簡単にアクセスできるようにするのは自然なことでした。

Vivaldi アカウントのログイン情報で参加できます。お持ちでない方は vivaldi.net で無料アカウントにサインアップしてください。Mastodon が初めてという人は、こちらの記事も要チェックです。

コミュニティと共に歩む節目

多くのユーザーの皆さんからのサポートのおかげで、Vivaldi が成り立っていることをとても心強く思っています。だからこそ、より良いユーザー体験をコミュニティに提供すべく、常に改善に取り組んでいます。

ホームページの刷新、Vivaldi ヒントシリーズ、クリエイティブな Vivaldi テーマ（もう 3000 件以上投稿されてます！）などはその一例です。そして、新たに Vivaldi Social もコミュニティのサービスに追加しました。

プチトリビア：Vivaldi コミュニティは実はブラウザ自体より長く存在しているんです。ご存知でしたか？これからもエキサイティングで最高のコミュニティを存続していきましょう！

権利擁護への支持を再確認

Vivaldi はウェブとウェブを利用する全ての人、そして利用者のプライバシーを大切に考えており、詐欺行為を軽蔑しています。その考えのもと、ここぞという時には意見を述べ、模範を示したいと考えています。

Vivaldi は仮想通過に対する姿勢を明確にしました（ネタバレ注意→ Vivaldi は反対派）。

志を同じくする同胞と共同研究やディスカッションを通して連携しました。さらに、スタートページに新たにプライバシー統計バーを追加することで、ユーザーがブラウジングに関する詳細な情報を得た上でブロックの有無を決断できるようにしました。Google の Topics についても言及したりしました（単に今までとは違う方法でユーザーをトラッキングしたりプロファイリングしたりするものだと聞いても驚かないかもしれませんね）。

監視と個人データのプライバシーに関する教訓を、アイスランドのスパイキャット（？）を通して学ぶことができる動画も公開しました。