Android 版 Vivaldi 6.1 では、サイト互換性向上のためにクライアントヒントを変更しています。スマートフォン、タブレット、Chromebooks、でご利用いただけます。
クライアントヒントを変更することで Microsoft の Bing Chat の使用が可能に
Vivaldi は Google Chrome のオープンソースプロジェクト、Chromium をベースとして構築されています。ということは、特定のウェブサイトがいずれかの Chromium ブラウザで利用できるのであれば、Chromium を使用する他のブラウザでも同じように利用できるはず。
Vivaldi でも、ほとんどのサイトを問題なく利用できますが、一部のサイトでは「許可するブラウザリスト」に Vivaldi が含まれていないためにブロックされることがしばしば。この問題に対処すべく、Vivaldi は 2019 年にユーザーエージェントの文字列を変更しています。Vivaldi は、ユーザーエージェントでは Chrome を名乗ることにしたのです。このユーザーエージェントには、ウェブブラウザやオペレーティングシステムの名前、その他の技術関連の情報が含まれています。 堂々と Vivaldi だと主張したいところでしたが、サイトの互換性を保つために難しかったのです。
そして今年 2023 年、新しく加わった標準仕様クライアントヒントが、これまでのユーザーエージェントに置き換わります。Vivaldi はクライアントヒントをベースとして Vivaldi をブロックするウェブサイトに関するレポートを入手するようになります。Vivaldi の開発者、Yngve Pattersen が彼のブログで、ユーザーエージェントによる識別について説明しています。
このような問題に対する解決策を見つけるにあたり、新たな可能性が生まれました。Bing Chat を試したいけど、Microsoft Edge をインストールする必要・手間があることが原因で、試すことができてなかった人がいます。今回のアップデートでは、Bing Chat を確実に使用できるように追加の手順を実行しました。
Vivaldi 6.1 お試しあれ
私たちは、あらゆる段階でフィードバックを評価し、Android 版 Vivaldi を改善および磨き続けています。Play store から Vivaldi 6.1 をインストールしてみてください。レビューや評価もお待ちしています！
Play store の他に、Uptodown または Huawei ストアからのダウンロードも可能です。 また先月、iOS 版 Vivaldi のプレビューが公開となりました。 プレビュー版を試す人が増えており、たくさんのフィードバックを共有してくれています。 iOS ニュースレターを講読しておくことで、今後スロットが追加となった時や正式に公開となった際にいち早くニュースを受け取ることができます。
Vivaldi 6.1 に関する詳細は、以下の更新履歴からご確認ください。
