Android 版の新しいアップデート、Vivaldi 4.3 では、ユーザーの方々からのフィードバックに基づき、「機能、同期、プライバシー」の 3 つに重点を置いて、開発・改善を行いました。
新しくタブスタックツールバーを導入し、タブバーが無効の時でも、グループ化したタブをブラウジング中に切り替えることができるようになりました。
エンド・ツー・エンド暗号化を使用するパワフルな同期機能ではユーザーインターフェイスを改良し、より簡単に設定が行えるようになりました。Vivaldi アカウントを利用して、今まで以上に安全に、かつ効率的にコンピューターや Android 端末でデータへのアクセスが行えます。
Vivaldi では、ユーザーのプライバシーを何よりも優先しています。このため、物議を醸している Google の最新の機能、Idle API は、プライバシーを侵害する可能性があるとして、Vivaldi ではデフォルトで無効化されています。
ブラウザに内蔵された Lingvanex の検索エンジンを使用する翻訳ツールでは、新たに 68 の言語が追加され、対応する言語が 2 倍になりました。より多くの人がウェブにアクセスし、素早く、プライベートに、そして安全にテキストやウェブページの翻訳が行えるようになっています。
多くの改善が行われた新バージョンの Vivaldi は、Android 5.0 以上に対応するモバイルやタブレット端末、最新の Chromebook に無料でダウンロードいただけます。
さらに、本日リリースされたデスクトップ版 Vivaldi 4.3 では、優れた新機能の追加や改善が行われています。詳しくは、こちらから。
タブスタックツールバーが新たに登場
Vivaldi の「タブ愛」は本物です。アップデートの度にタブに関するオプションを追加するように努めています。前回は、新しいタブ設定を追加し、タブスタック(タブのグループ)を簡単に有効にできるようにしました。
今回はタブスタックのツールバーを導入。タブバーが無効になっていても、ウェブページを閲覧しながらタブスタック内のタブを切り替えることができます。
タブスタックツールバーには、スタック内でのタブの開閉やグループ化したタブをプレビューするオプションも含まれています。
改良された UI で同期がより簡単に
Vivaldi ではブラウジングデータを安全に保持することが大事だと思っています。そして、エンド・ツー・エンド暗号化を使用して同期することが、その一要素になると考えています。
Vivaldi では、ユーザーがブラウザに保存しているものはすべてユーザーに属すと考えており、Vivaldi のサーバー以外のサードパーティのサーバーを使用することはありません。
Vivaldi の同期機能では、複数のコンピューターや Android デバイス間でコンテンツや設定を安全に、かつシームレスに同期できます。
このパワフルな機能を、さらに簡単に設定できるように改良しました。より直感的に利用できるようになり、ユーザーが重要な機能やオプションに自然に注目するようにアイコンや色を使用して工夫し、アカウントの初期設定や初期化方法も改善しています。
同期の設定でバックアップ用の暗号化キーをダウンロードし、安全な場所に保存しておくと より安心です。万が一、暗号化のパスワードを忘れたとしても、バックアップキーを利用して同期したデータを複合することができます。
データを同期するのは初めてですか? 同期に関する詳細はこちらから。
Vivaldi の翻訳機能が 108 の言語に対応
Lingvanex の翻訳エンジンを使用する Vivaldi 翻訳機能では、ユーザーの行動を監視するサードパーティの拡張機能を必要とせずに、ウェブサイトを素早く翻訳する方法を提供しています。
Vivaldi 翻訳機能には常に新しいアップデートを行っていますが、新たに 68 の言語が追加され、108 の言語に対応するようになりました。世界中でより多くの人が自分の言語でウェブにアクセスし、選択されたテキストやウェブページを安全に翻訳できるようになっています。Lingvanex の翻訳エンジンはアイスランドにある Vivaldi のサーバーでホストされています。
内蔵のプライベートの翻訳機能は、Windows、Linux、macOS、そして Android でご利用いただけます。Android では珍しいブラウザ向けの機能で、ほとんどのブラウザでは提供されていない革新的な機能です。また、提供されていたとしても翻訳のアクティビティはプライベートではありません。詳しくはこちらから。
Idle API を無効にしてプライバシーと安心を
Vivaldi では、安心してブラウジングできるソリューションを常に模索しています。Google が最近導入した Idle API 機能にはプライバシー侵害の可能性があることがわかっています。この API により、サイトはユーザーがデバイスや、キーボードあるいはマウスなどの特定のハードウェアを操作しているかどうかを一定のシステムイベントを通して検出し、判断できます。
この Idle API はユーザーの行動をトラッキングできるものとして悪用される可能性があります。Vivaldi では、ウェブサイトにこの API の利用を許可することでプライバシーが侵害される可能性があることをユーザーが理解するのは難しいと考えています。このため、この設定はデフォルトで無効となっています。Vivaldi ではサイトによる確認も行われず、そのリクエストはデフォルトで拒否されるようになっています。しかし、この設定はいつでも変更することが可能です。
[設定] > [ウェブページ] > [サイトの設定] にアクセスして一番下までスクロールすると、「デバイスのアクティブ状態」が無効に設定されていることを確認することができます。
フィードバックをお寄せください。Vivaldi 4.3 を今すぐダウンロード!
Vivaldi ではユーザーの皆さんからのフィードバックに基づいて新機能の開発や改善を行っています。Vivaldi 4.3 をお試しの上、ご意見をお聞かせください。また、Google Play や Uptodown での評価もお待ちしています。詳細に関しては、以下の更新履歴をご確認ください。