Vivaldi Technologies(ヴィヴァルディ テクノロジーズ/本社:ノルウェー・オスロ、CEO:Jon von Tetzchner)は 2022 年 2 月 16 日、デスクトップ版無料ウェブブラウザ Vivaldi の最新版となる 5.7 をリリースしました
Vivaldi のユニークな機能のひとつ「ウィンドウパネル」では、すべてのウィンドウを通して複数のタブを管理できるようになりました。
Vivaldi では、あらゆる使い方に合わせたオプションを提供できるよう、常に努力しています。今回は、ブラウザに内蔵された Vivaldi メールクライアントに自動的にメールを既読にマークするオプションを追加しました。
これらのアップデートの他、ブラウザ全体をまた一段階磨き上げた Vivaldi 5.7 は、Windows、macOS、Linux で無料でご利用いただけます。
ウィンドウパネルが複数のウィンドウに対応
Vivaldi のデスクトップ版ブラウザには多彩でユニークな機能が備わっていますが、ウィンドウパネルもそのひとつです。ほとんどのブラウザでは基本的なタブバーしか提供されていませんが、Vivaldi にはウィンドウで開いているすべてのタブにアクセスできるパネルが搭載されています。ブラウザウィンドウのサイドバーでタブをツリー形式で表示して、開いている多数のタブを管理できる便利な機能です。
このパネル機能は、これまではアクティブなウィンドウのみに限定されていましたが、開いているすべてのウィンドウで利用できるようになりました。
特に複数のブラウザウィンドウで作業することが多いユーザーにとっては、非常に便利になりました。異なるウィンドウのタブバー間でのタブの移動や、異なるウィンドウのタブスタック(タブのグループ)間でのタブやスタックの移動も簡単に行えます。
さらにウィンドウパネルでは検索もできるので、タブを大量に開きがちなユーザーにとっては理想的な機能です。開いたタブの中から特定のものを探すのに苦労した経験は誰にでもあるはず。Vivaldi では検索機能を使って、開いているすべてのウィンドウとタブスタックから素早くタブを探し出せます。
ウィンドウパネルがさらにパワフルになった点は他にもあります。すべてのウィンドウで閉じたタブがウィンドウパネルのごみ箱に一括して表示されるので、複数のウィンドウ上で閉じたタブを一度にまとめて復元することができます。
Vivaldi メール: メールを自動的に既読としてマーク
Vivaldi にはユニークな機能を多数備えたメールクライアントが搭載されています。そのひとつが、メールを整理するためのビューが複数ある点です。
Vivaldi メールはメールのインデックス処理を行って、メールを自動的にビューに振り分けます。各メールは異なる複数のビューで表示されるので、メールへのアクセスも複数のパスから行えます。特定のフォルダーにメッセージを保存するのではなく、ひとつのメッセージが複数のフォルダーやビューで表示されます。
Vivaldi メールが他のメールクライアントより優れている点は、メールに対してさまざまな状態を設定できることです。メールの状態には、未開封、未読、既読があり、メールを既に読んだのか否かでフィルタリングすることができます。
未開封のメールは未読のものとは区別されます。「未開封」はまだ開いていないメールのことですが、「未読」は開いたものの、処理が終わっていないメールを指します。メッセージを読み終わった後に「既読」にマークすると「未読」ビューには表示されなくなりますが、後でアクセスできるように「受信済み」(および他のビュー)に表示されて残ります。「既読」メールは、既に開いて処理が終わり、既読にマークしたものを指します。このように、どんな状態のメールでも、必要なメッセージを簡単に検索できます。
Vivaldi では、デフォルトでは手動で完全に「既読」とマークするようになっています。こうすることでメールのワークフローをさらにパワフルに管理できるのです。
一方で、他社のメールクライアントやウェブメールサービスでは自動的に既読にマークされます。ユーザーの多くはそのワークフローに慣れていることがわかりました。Vivaldi は常にユーザーごとに異なるニーズに応えたいと考えているため、今回、自動的に既読にマークするオプションを追加しました。
キーボードショートカットがさらに便利に
カスタマイズ可能な Vivaldi のキーボードショートカットオプションがさらに増えました。マウスを使用せずに、独自のショートカットを設定して迷惑メールとして処理できるようになりました。