曲名は正確に!ジャニーズの「推し活」にメモパネルが大活躍する みぎりさんのユニークな活用術 #Vivaldiを使うワケ

「#Vivaldiを使うワケ」では、Vivaldiの事例記事として、Vivaldiのヘビーユーザーに取材をさせていただき、Vivaldiへのこだわりや活用法などをご紹介しています。第3回はVivaldi 4.0で搭載されたカレンダーの「ブラウザを燃やす」通知に関するツイートで、あっという間に数千リツイートとバズったみぎりさんにお話を伺いました。

 「#Vivaldiを使うワケ」では、Vivaldiの事例記事として、Vivaldiのヘビーユーザーに取材をさせていただき、Vivaldiへのこだわりや活用法などをご紹介しています。第3回はVivaldi 4.0で搭載されたカレンダーの「ブラウザを燃やす」通知に関するツイートで、あっという間に数千リツイートとバズったみぎりさんにお話を伺いました。

 2021年6月9日、Vivaldi 4.0がリリースされました。カレンダーのベータ版も搭載しており、通知機能のひとつとして「ブラウザを燃やす」機能も用意していました。翌6月10日、みぎりさんは実際に使ってみて、その画面キャプチャーとともに「本当に予定時刻にブラウザが燃えたのであほすぎて笑ってる。#Vivaldi」とツイートしてくれました。

 見事に燃えている画面とユニークな設定画面を付けてくれたので、インパクトがあったようです。あっという間に数千リツイートされ、各種メディアにも取り上げられました。現在(8月22日)、9092件のリツイートと88件の引用リツイート、1万3400件以上のいいねが付くほどの人気ツイートになっています。

 みぎりさんがVivaldiを使い始めたのは2017年の頃です。当時はChromeブラウザを使っていたのですが、色々な拡張機能を追加して使っていたところ、動きが鈍いと感じていたそうです。そこで、すっきり使いやすいと噂になっていたVivaldiを試したところ、もっさり感が解消されたので、継続して使うようになりました。

 仕事でもプライベートでもVivaldiを活用してくれています。もちろん、ユーザーを切り替えて使いますが、タイミングによっては重複起動して利用するそうです。その際、どちらのブラウザを見ているのかを一目でわかるようにいろいろと設定を変えています。

 タブは画面右側に配置し、ウェブページはファビコンのみのミニマム表示というスタイルは共通していますが、ブックマークバーに表示する名称は、仕事用は日本語、プライベート用は英語にしています。背景も仕事用はシックに、プライベート用は明るい感じにしているそうです。また、仕事用では、アクティブページのアクセントカラー適用する機能をオフにしています。見た目が大きく異なるので、誤操作を防げるというわけです。

 ちなみに、タブにファビコンしか表示しないと、マウスでタブ切り替えするのが難しくなります。そこでみぎりさんはマウスのスクロールボタンを回して、タブを移動しているそうです。タブの設定画面から「スクロールでタブを切り替える」を有効にすれば利用できます。

[明るい背景&ブックマークバーが英語表記のプライベート用画面]

[暗い背景&ブックマークバーが日本語の仕事用画面]

「もっとも利用しているのは「メモ」機能です。私はジャニーズのKinKi Kidsが好きで、自分で曲のデータベースを作っているのですが、その編集に活用しています。Vivaldiには「推し活(おしかつ)」に便利な機能が充実しているので助かります」(みぎりさん)

 推し活とは、特定のアイドルやキャラクターなどを応援する活動のことです。その際、様々なサイトから情報を収集するのですが、その一時保管場所として「メモ」を利用しています。左側に「メモ」パネルを出して、コピーした情報を編集していくのです。

「メモにはスクリーンショットも自動で撮れるので、ソースがしっかりした状態でコピーできるのが便利です。実際に、こういう風に表示されていたな、という安心感があります」(みぎりさん)

[推しの最新情報の一時保管場所、メモパネル]

 特に、曲名は正確な表記をするよう意識しているそうです。例えば、Twitterで曲について投稿する際、表記がぶれていると異なる用語として認識され、トレンドや音楽ランキングなどに集計されにくくなってしまいます。そのため、推し活をしているファンには表記の正確さに気を配る人も多いそうです。

 しかし、たくさんの曲がある上、独特な表記になっている曲もたくさんあります。そこでみぎりさんは、スマホのアドレス帳を辞書として使うことを考えました。アドレス帳に登録している人の名前は、日本語変換の際の候補に表示されます。ここに正確な曲名を表示しようというのです。

「どうせなら全部やろうと、公式サイトのディスコグラフィーを見直してExcelでデータベースを作りました。曲名と読み方だけでなく、誕生日のところには発売日を入れています。そうすると、カレンダーにその曲名が『○○さんの誕生日です』と表示されるのが面白いなと思ったんです」(みぎりさん)

 実際のExcelを見せてもらいましたが、がっつりとしたデータベースになっていました。iOS向けに作ったExcelでは、「Given Name」に曲名、「Family Name」にはリミックスなどの情報、「Birthday」には発売日、「Notes」にはアルバムが入力されています。このファイルをスマホの住所録として読み込むことで、手軽に正確な曲名を入力されるようになります。

「せっかく作ったので、無料で配布しています。私はiPhoneを使っているのですが、ご要望をいただいたので、Android版のファイルも用意しました」(みぎりさん)

[メモを参照しつつ、曲名データベースを更新]

 以前はジャニーズの動画配信はほとんどなかったのですが、最近はYouTubeに公式アカウントができたり、公式サイトでも配信が行われるようになってきました。閲覧する際はVivaldiの画面をできるだけ大きく表示し、パネルにはTwitterを開き、実況しながら閲覧するそうです。

 みぎりさんは今のところ、Googleカレンダーのウェブサイトを開いて予定を管理していますが、Vivaldiのカレンダーならではのよさも教えてくれました。それは、予定名が全部表示される点です。一般的なウェブカレンダーでは予定名が長いと途中で切れますが、Vivaldiの場合はフルに表示するのです。せっかくの曲名を全部表示できるのが嬉しいとのことでした。

 もちろん、ビジネスシーンでもVivaldiが活躍しています。パネルには辞書も表示できるようにしており、気になった単語はすぐに検索するそうです。別タブや別ウィンドウに移動しなくても、検索してその結果を見ながら作業できるのが便利です。

「右クリックメニューもカスタマイズしています。特に、上部に持ってきている「プレーンテキストとして貼り付け」は多用しています。テキストをコピーしたときに、HTMLの情報を引き継いでいることもあるので、テキストだけを貼り付ける際に利用します」(みぎりさん)

[右クリックに「プレーンテキストとして貼り付け」を追加]

 「推し活」にVivaldiを活用しているというユニークな切り口でしたが、実際は王道のヘビーユーザーさんでした。これだけ「メモ」機能を活用している方は初めて見ました。カレンダーの件名表示も目からウロコですが、確かに便利です。みぎりさんはもちろん、さすがVivaldiだな、と思いました。

 最後に、Vivaldiについて一言いただきました。

「Vivaldiの、遊び心があってフレンドリーな感じが好きで、新機能が追加される際にもその辺りのさじ加減が自分の肌に合うと感じています。もともと、機能やデザインがごてごてしていないところに魅力を感じてVivaldiを使い始めたので、そこを維持しながら、便利さと楽しさを兼ね備えたブラウザとしてこれからの進化も楽しみにしています」とみぎりさんは締めてくれました。

豊富な機能とカスタマイゼーションで、もっと自由にブラウジングを楽しもう!

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