タブは縦にファビコンのみ表示!kyu3さんが #Vivaldiを使うワケ

「#Vivaldiを使うワケ」では、Vivaldiの事例記事として、Vivaldiのヘビーユーザーに取材をさせていただき、Vivaldiへのこだわりや活用法などをご紹介します。第1回としてお話を伺ったのはVivaldiのヘビーユーザーである、kyu3さん。

 「#Vivaldiを使うワケ」では、Vivaldiの事例記事として、Vivaldiのヘビーユーザーに取材をさせていただき、Vivaldiへのこだわりや活用法などをご紹介します。第1回としてお話を伺ったのはVivaldiのヘビーユーザーである、kyu3さん。愛知県にお住まいの男性で、趣味としてTwitterブログでVivaldiやテック系の話題を発信しています。

@kyu3 さん

 Vivaldi関連だと最新の情報やスナップショットの新機能、不具合と解消方法、活用法などを投稿しています。Vivaldiのフォーラムでも、ユーザーの質問に答えたり、TwitterでTipsをシェアしたりと、本当にありがたい活動をしてくれています。

 Twitterまとめメディア「Togetter」の「Vivaldi WEBパネルの活用方法まとめ #VivaldiJP」も作っていただき、1000以上のツイートがまとめられています。いろいろなユーザーのユニークな使い方が紹介されているので、Vivaldiユーザーは必見です。

 kyu3さんがVivaldiを知ったのは、2015年1月。そう、Vivaldiのテクニカルプレビューが出たタイミングです。kyu3さんは元々、ブラウザーはOperaを利用しており、Operaユーザーと交流するためにTwitterを利用していました。その時、Operaのエバンジェリストであるダニエル・デイビスさんのTwitterで、「Operaの元CEOが Vivaldi という新しいブラウザを発表しました」という投稿を目にしたのです。

「最初はまさかブラウザを作るとは思っていませんでした。ブラウザはいろいろな機能がありますし、セキュリティー的にもすごく気にしなければいけません。開発が大変なので、大企業でなければ難しいと考えたのです。でも、テッちゃん(Vivaldiのヨン・スティーブンソン・フォン・テッツナーCEOのこと)が出してきたので、作れるんだ、と驚きました」(kyu3さん)

 kyu3さんは、Windowsに搭載されている標準ブラウザであるInternetExplorerの動作が遅く、使い勝手が悪いという不満を抱えていたところ、2002年にOpera 6の日本語版が登場し、乗り換えたそうです。Operaのファンになったkyu3さんは「My Opera」というコミュニティに参加し、Operaファン達とコミュニケーションを取っていたそうです。

 しかし、2014年に「My Opera」は終了してしまいました。そこからは、ブログや掲示板、TwitterなどでOperaユーザーとコミュニケーションしました。

「今でもOperaは使っています。VivaldiとOperaのどちらを使うのかは結構波があって、時期によっていい感じの方をメインブラウザにしています。最近はずっとVivaldiですね。私は、M1チップを搭載したMacbook Airを利用していますが、VivaldiがOperaより早く対応してくれたのがよかったです」(kyu3さん)

 自宅ではブログを執筆したり、動画視聴サービスを楽しんだり、SNSを利用しているそうです。同時に複数のウェブサイトを開くことが多いので、画面分割して複数のページを同時に表示する「タブタイリング」や画面横に任意のページを埋め込める「ウェブパネル」を利用し、並べて表示しています。最近は、音楽ストリーミングサービス「Spotify」を使い始めたとのことで、ポッドキャストを流しながら、Twitterをすることが多いそうです。「Vivaldiはウェブパネルを自由にカスタマイズできる点が気に入っています」とありがたいお言葉をいただきました。

 実際に使っているVivaldiを見せていただきました。左側に小さいアイコンが縦に並んで表示され、上部には何もありません。なんと、ウェブサイトの表示領域を最大限に広くするため、タブを左側に表示し、ファビコンだけを表示しているのです。

タブは左側、ファビコンだけを表示するコンパクトさ

「以前はタブを上に表示していたのですが、ページを開くごとに幅が変わって、使いにくいと感じていました。Twitterを見ていたら、左側にタブを置いているユーザーがいたので、以前タブを左側に置いて使っていたのを思い出し、また左側に置いて使うようになりました」(kyu3さん)

 ウェブパネルを使う際は、「パネル開閉バー」を利用しています。ウェブサイトを閲覧しているときは、普段ウェブパネルは表示していないようです。

パネルの表示は開閉バーを利用

 アドレスバーは「ホーム」「更新」「戻る」のボタンのみです。ドメイン単位の移動や進むボタンはありません。これも表示領域を最大化するために、ツール部分を最小化する一環です。通常は、トラックパッドのジェスチャー操作でウェブページを遷移していますが、時々動作しないウェブサイトがあります。そんな時のために、ボタンを用意しているとのことでした。

 複数のページを同時に閲覧する際には、タブタイリングの機能を活用されています。

Twitterを見ながら、Web記事も読めます

 他にも、ウェブページでの右クリックメニューをカスタマイズし、検索が一番上になるようにしています。このメニューカスタマイズ機能は、kyu3さんをはじめ多くのユーザーがVivaldiフォーラムで要望をだし、搭載が実現した機能のひとつです。

よく使う検索を右クリック最上部に

「ウェブパネルをフローティングパネル機能でオーバーレイ表示できますが、背景が透けるようになってさらに使いやすくなりましたね」(kyu3さん)

ウェブパネルはオーバーレイ表示にして背景を透過

 お気に入り機能を尋ねたところ、ブックマークのニックネーム機能とのことでした。ウェブページにニックネームを割り当てておくと、アドレスバーにニックネームを入力することで簡単にアクセスできるようになる便利機能です。

Vivaldi トップページには”vb”、バグレポートには”vbug”とニックネームを付けて素早くアクセス

 最後に、今後について、そしてVivaldiについて伺いました。

「Vivaldiは自分好みにカスタマイズ点が気に入っているので、ずっと使い続けたいです。コミュニティも充実していて、基本的に日本語で参加できるのが楽しいです。デスクトップ版に関しては要望を出した機能は一通り搭載されたので、今は満足です。モバイル版に関しては、早くiOS版を出して欲しいです。今後も、予想を超える機能を搭載していって欲しいですね」とkyu3さんは締めてくれた。

豊富な機能とカスタマイゼーションで、もっと自由にブラウジングを楽しもう!

Vivaldi をダウンロード