今回のアップデートの目玉は、Android と iOS 両方で生まれ変わった広告・トラッカーブロッカーです。加えて、Android では、タブスタックがさらに使いやすくなったほか、メディアコントロールを改善し、ウェブサイトから対応するアプリを簡単に開けるようになりました。一方、iOS では広告・トラッカーブロッカーを有効にした状態でのページ読み込み速度が大幅に向上。バッテリー消費も抑えられ、さらに新しいタブを開く位置も自由に選べるようになりました。
広告・トラッカーブロッカーを刷新
スマートフォンは、どこへ行くにも一緒です。そして、そんなあなたについて回りたいトラッカーも数多く存在します。Android と iOS に搭載された新しい広告・トラッカーブロッカーなら、ウェブ上で何を許可し、何をブロックするかを、これまで以上に簡単に決められます。
私たちは、広告すべてに反対しているわけではありません。ブラウジング中のページの内容に関連していて、その後の行動を追跡しない広告であれば、それはウェブサイトが記事の執筆者を支えるための正当な収益源になり得ると考えています。私たちが問題視しているのは、ユーザーを追跡し、プロファイリングする広告です。こうした広告はサイトからサイトへとユーザーを追いかけ、共有した覚えのない情報まで記録していきます。Vivaldi に内蔵する広告・トラッカーブロッカーは、そんな迷惑な広告をブロックするために生まれました。
今回のリリースでは、大規模なフィルターリストをより効率的に処理できるよう、広告・トラッカーブロッカーの仕組みを大幅に刷新しました。デザインも一新し、各種ラベルも新しくなっています。

新しい広告・トラッカーブロッカーでは、4 つの保護レベルから選択できます。
· オフ: 内蔵ブロッカーを完全に無効にします。
· ライト: 既知のトラッカーの大部分と、一部の広告をブロックします。
· ストロング: より多くのトラッカーと広告をブロックします。一部のサイトが正常に動作しなくなる場合があります。
· アグレッシブ: ほぼすべてのトラッカーと広告をブロックします。一部のサイトが正常に動作しなくなる場合があります。
デフォルトの保護レベルは、設定画面または Vivaldi の初期設定時に選択できます。ここで選んだレベルは、すべてのサイトに適用されます。カスタマイズ自在が信条の Vivaldi は、4 つの選択肢のブロック設定だけでは終わりません。さらに細かく、サイトごと、デバイスごとに、何を許可するかを自分で決められます。ブラウザは、自由にカスタムできる機能を提供するべきだと私たちは考えています。

保護レベルの設定は、サイトごとに細かく使い分けたいときにが真価を発揮します。動画サイト でお気に入りのプレイリストを楽しむなら、「アグレッシブ」に設定して、広告にビートを邪魔されることなく音楽に没頭できます。銀行のサイトでは「ライト」に設定して、各種フォームが正常に動作するようにしたり、信頼している小規模な独立系サイトなら、保護レベルを下げて広告による運営を応援するのもよいでしょう。サイトごとの保護レベルを変更は、アドレスバーのシールドアイコンをタップするだけです。Vivaldi はその選択を記憶するので、次回からもサイトごとに指定した設定が適用されます。
さらに、細かい設定にこだわりたい方のために、独自の保護レベルを作成できる「カスタム」オプションも追加しました。カスタムレベルでは、使用するブロックリストを含め、すべての設定を自分で調整できます。iOS では、URL またはファイルマネージャーからカスタムブロックリストを追加できます。Android では、URL からの追加に対応しています。

新デザインは、本日同時リリースとなったデスクトップ版にも搭載されています。スマートフォン、タブレット、パソコンのどれを使っていても、統一されたデザインと操作方法でプライバシーを保護できます。
パラメータを除いたリンクをコピー
誰かに共有するリンクには、共有元や流入経路などをサイト側に知らせるトラッキングパラメータが含まれていることがあります。「パラメータを除いたリンクをコピー」を使えば、リンクをクリップボードにコピーする前に、こうしたパラメータを取り除くことができます。友人に届くのは、共有したいページへのリンクだけ。余計な追跡情報は含まれません。利用するには、アドレスバーを長押しするか、共有メニューを開いて「パラメータを除いたリンクをコピー」を選択してください。既知のトラッキングパラメータが削除されたリンクをコピーできます。

Android 版 Vivaldi のその他の新機能
リンクを好きなタブスタックで開く
タブスタックを使えば、たくさんのタブもすっきり整理できます。今回のアップデートでは、新しいリンクを開くタブスタックを自分で選べるようになりました。ウェブページ上のリンクを長押しして、開きたいタブスタックを選択するだけです。

Improved media controls
ラジオ、ポッドキャスト、音楽ライブラリ。スマートフォンひとつで、さまざまな音声コンテンツを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。今回のリリースでは、Vivaldi で開いている音声付きのタブを、これまで以上に簡単に切り替えられるようになりました。例えば、あるタブではラジオを再生し、別のタブには聴きかけのポッドキャスト、さらにもうひとつのタブにはお気に入りのプレイリストが開いてあるとします。これからは、それぞれのタブがスマートフォンのメディアコントロールに表示され、メディアプレーヤーから直接切り替えられます。わざわざ Vivaldi を開いて目的のタブを探す必要はありません。もちろん、選択したメディアの再生元をタップすれば、Vivaldi の該当するタブを直接開くこともできます。

Open in app
コンテンツによっては、ブラウザよりも専用アプリの方が便利なこともあります。例えば、ナビゲーションに使いたい地図や、テレビにキャストしたい動画などです。ブラウジング中のサイトに対応するアプリがインストールされている場合は、メインメニューから「アプリで開く」をタップするだけで、そのページをアプリで開けるようになりました。この操作はそのときだけ適用され、元のタブは Vivaldi に開いたまま残ります。いつでもブラウザに戻って閲覧を続けられます。また、すべてのリンクを Vivaldi 内で開きたい場合は、ブラウザから移動しないように設定することもできます。

iOS 版 Vivaldi のその他の新機能
ページの読み込みが高速化。バッテリーも長持ち!
iOS 版 Vivaldi では、広告・トラッカーブロッカーを有効にした状態でのページ読み込み速度が大幅に向上しました。その速さは、なんと最大 12 倍!
記事はより素早く表示され、フィードのスクロールもこれまで以上に軽快になりました。さらに、今回の改善によってブラウジング中のバッテリー消費も大幅に削減。1 日の終わりにも、スマートフォンのバッテリーに余裕が生まれます。フランスの有名な覆面 DJ デュオの言葉を借りるなら、「Harder, Better, Faster, Stronger(より強く、より良く、より速く、よりたくましく)」といったところでしょうか。
新しいタブを開く位置を自由に選択
デスクトップ版や Android 版と同様に、iOS 版 Vivaldi でも新しいタブを開く位置を選べるようになりました。「設定」>「タブ」>「新しいタブの位置」から、以下のオプションを選択できます。 関連するタブの後/アクティブなタブの後/最後のタブとして/関連するタブとタブスタックを作成。 最後のオプションを選べば、関連するタブが自動的にタブスタックにまとめられます。閲覧しながらタブを整理したい方にぴったりの機能です。

Vivaldi 8.3 モバイル版は、本日よりご利用いただけます。
あなたのブラウザは、あなたのもの
何度でもお伝えしたいことがあります。Vivaldi は、従業員が所有する独立したヨーロッパの企業です。つまり、私たちは広告主やベンチャーキャピタルの意向に左右されることなく、ユーザーの皆さんにとって本当に役立つ機能を開発できます。私たちはユーザーのデータを収集しません。ただ、皆さんがウェブをもっと自由に探索できる、優れたブラウザを作りたいだけなのです。
Vivaldi のアップデートは、いつも Vivaldi を使ってくださる皆さんのためにあります。今回の 8.3 では、表示するコンテンツ、オンラインでの追跡、そしてタブの整理方法まで、より細かく自分でコントロールできるようになりました。マーケティングチームの言葉を借りれば、「実に Vivaldi らしいリリース」です。
Vivaldi がウェブをもっと自由に楽しむ手助けになっていると感じたら、ぜひ周りの方にも紹介してください。友人や同僚、家族が Vivaldi に乗り換えるきっかけを作ることは、より良いウェブを実現するための大きな力になります。
本日は、デスクトップ版 Vivaldi 8.3 もリリースしました。新しい広告・トラッカーブロッカーをはじめ、さまざまな改善が加わっています。詳しくは「デスクトップ版 Vivaldi 8.3」のブログ記事をご覧ください。
いつも Vivaldi コミュニティを支えてくださり、ありがとうございます。これからも、一つひとつのリリースを通じて、皆さんと一緒により良いウェブを作っていきましょう。
更新履歴
Vivaldi 8.3 の変更点は、こちらからご確認ください:

