今回のアップデートでは、ユーザーからのリクエストが多かった、タブバーでの横スクロール機能を追加しました。二段型タブスタックを使用していても、どちらの段でも横スクロール可能で、他にはないユニークな方法でタブを管理できます。
また、リーディングリスト機能では、後で読みたいページを簡単に保存することができます。
さらに、スタートページを簡単にカスタマイズできるよう、スタートページにクイック設定パネルを追加しました。
これらの新機能の他、全体的に改善を行っています。Vivaldi 5.1 は Windows、Mac、Linux コンピューターで無料でダウンロードできます
また、本日 Android 向け Vivaldi の最新版もリリースいたしました。こちらは、自分で設定できるテーマカラー・タブ幅の最小サイズを指定できる機能を追加しています。また、大量のタブを開いている状態での動作速度を向上しました。
タブバーの横スクロールが可能に
タブバーのスクロールが可能になったことで、タブの横幅はそのままに、大量のタブを並べられるようになりました。
マウスやキーボードの矢印を使って左右にスクロールして、タブを移動できます。Vivaldi の以前のバージョンでは、タブバーをブラウザの左右のサイドに縦表示していた場合のみ、上下にスクロール可能でした。5.1 からはタブバーをブラウザの上部・下部に表示させる派の人もタブのスクロールを利用できます。
さらに、タブバーの矢印を長押しすると、開いているすべてのタブのリストを表示できます。
二段型タブスタックユーザーに朗報 両方の段でスクロールが可能
Vivaldi の二段型タブスタックは「非常に独創的で、ウェブブラウザをより効率的に利用できる方法だ」と、米国のビジネス誌、Fast Company から評価されています。
Vivaldi のさまざまなタブ管理ツールは、どれもウェブブラウザでの生産性を向上するものですが、中でも二段型タブスタックは最も独創的な発想です。
「タブスタック(タブグループ)」は、大量のタブを整理するための優れた方法です。複数のタブをグループ化してスタックにまとめて、整理・分類できます。タブのグループに名前を付けたり、画面分割して複数のタブを一度に表示(タイリング)したり、まとめて休止させることも可能です。二段型タブスタックでは、このグループ化されたタブ群を二段目のタブバーに展開して表示します。タブバーが二階建てになり、一覧性が大幅に増します。5.1 では、二段のどちらでも横スクロールが可能です。
「後で読む」をすぐそばに置ける、リーディングリスト
話題の記事をすべて読むのは簡単ではありません。新機能の「リーディングリスト」は、後で読みたいページを簡単に保存できる機能です。アドレスバーの横といういつでも使いやすく、目が行く場所からリストに記事を追加・参照できます。何度も参照するページはブックマーク、一時的に保存しておきたい記事はリーディングリスト、と使い分けると良いでしょう。
リーディングリスト機能はブラウザに内蔵されているため、サインアップなどの必要無しにすぐに使えるのも大きな利点です。
この新機能は、[設定] > [アドレスバー] > [リーディングリスト] から簡単に有効にできます。
リーディングリストにページを追加するには、そのページを開いた状態でアドレスバーの右側に表示される、本の形のアイコンをクリックしてください。ポップアップ内の [現在のページを追加] ボタンを選択すると、リーディングリストに追加できます。リーディングリストでは、既読・未読のステータスが表示され、不要になったページはリストから削除できます。
リーディングリストにページを追加する別の方法として、クイックコマンドの [ページをリーディングリストに追加] や、キーボードショートカットやマウスジェスチャーに機能をアサインする方法があります。
クイック設定パネルでスタートページをパワーアップ
Vivaldi の考えるスタートページは、簡易な機能やつまらないデザインの平凡なものではありません。これまでも、設定からスタートページの外観を変更したり、調整したりしてカスタマイズできるようになっていましたが、5.1 ではクイック設定パネルを追加し、スタートページから直接かつ簡単に設定できるようにしました。
スタートページ画面の右上の設定アイコンをクリックすると、スタートページでよく利用される設定を確認できます。
背景画像をデフォルトのものから選べる他、最近導入された Vivaldi テーマギャラリーから気に入ったものを利用できます。また、検索欄を非表示にしたり、スピードダイヤルの外観を変更したりして、自分だけのスタートページを設定できます。
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Vivaldi では、ベータ版のメール、カレンダー、フィード機能の改善に常に努めています。私たちの目指すところは、これらの機能が正しく機能することです。そして、より使いやすくなるよう、検索やフィルターなど、広範囲に渡って改良を行っています。