今年初のアップデートとなるデスクトップ版のリリースは、うるう年の特別な日と重なりました! 新しい Vivaldi 6.6 では、いつもより 1 日分多くエネルギーと愛をこめましたよ。
ウェブパネル – 拡張機能をサポート・ページのナビゲーションを追加
Vivaldi に内蔵されている多くの機能は、パネルバーからアクセスできます。その中でも、ウェブパネルに便利なウェブページを設置する機能は Vivaldi ファンの多くが愛用しています。新バージョンでは、Chrome の拡張機能をフルサポートし、ウェブパネルがさらに便利になりました。
Spotify や WhatsApp などの人気の高いウェブサイトをウェブパネルに追加し、さらに Chrome ウェブストアから利用できる拡張機能を使ってサイトをもっと便利に活用できます。Vivaldi は Chrome 拡張機能のほとんどをそのまま利用できます。
さらに、拡張機能の開発者は Side Panel extension API を使用して、新しいパネルを作って Vivaldi の機能を拡張することも可能です。
ウェブパネル内のページナビゲーション
ウェブパネルの可能性は無限です。もっと自在に使えるよう、ウェブパネルのツールバーにページナビゲーションのボタンを追加しました。前のページ、次のページへの移動に加えて、パネルのスタートページに素早く戻ることもできるようになりました。
ウェブサイトの権限とプライバシーに関する設定を簡単に把握
ブラウジングをしていると、位置情報・カメラへのアクセス・通知の送信などの権限の許可をウェブサイトから求められることがあります。いちいち許可すべきかどうか考えて対応するのは、忙しい時にはうっとうしく感じることもあるかもしれません。
新バージョンでは、ウェブサイトに許可する権限の管理方法を改良しました。[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [ウェブサイトの許可設定] > [グローバルの許可設定] から、ウェブサイトから通知に関する許可のリクエストが何度も入るのを防ぐことができます。
各ウェブサイトに許可した権限はハイライト表示されるため、サイト毎に何を許可しているかをひと目で把握できます。
ウェブサイトに好きなカラーテーマを設定
Vivaldi 自体のテーマや OS のテーマ設定に関わらず、ウェブサイトの配色を「ダーク、ライト、自動」から選択できるようになりました。
ダークモードがサポートされていないウェブサイトであっても、Vivaldi は自動的にサイトの配色にマッチしたダークテーマを生成します。利用するには、[設定] > [ウェブサイトの外観] から「ダーク(モード)」を有効にしてください。
翻訳機能のスピードと精度が向上
翻訳サービスのパートナー企業の Lingvanex 社と共に、108 言語に対応する Vivaldi 翻訳機能のパフォーマンスを大幅に改善しました。特に一部の主要な言語において、翻訳の精度を大きく向上させました。
Vivaldi の翻訳サービスは、翻訳したページの内容やユーザーに関する情報を盗むことはありません。Vivaldi はユーザーのプライバシーを最重要視しており、アイスランドにある自社のデータセンターでデータを管理しています。
今後も、継続的に翻訳の精度の向上を念頭に取り組んでいきたいと考えています。
Vivaldi メールに検索フィルタを追加、探し物がよりスムーズに
Vivaldi メールは的確な検索を行えるよう、包括的な検索インデックス処理を重視して構築されています。 メールボックスのデータは、日々膨らんでいくもの。オンラインでひとつ何かを購入しただけで、注文内容や配達状況など、いくつものメールが届きますよね。
とあるメールを探そうとしたとき、想像よりも多数の検索結果が表示され、途方に暮れた経験はありませんか? 新しい Vivaldi メールでは検索ツールを拡張し、適切なメールを見つけやすくしました。
新しく導入された「詳細なメール検索」の使い方はこれまで通り、検索欄にキーワードを入力するだけです。Vivaldi メールは関連するメールをすべて表示します。検索結果が多過ぎる場合は、検索欄の下にあるフィルターで、さらに絞り込めます。
検索対象とするフォルダーやメールアカウントを選択し、日時・送信者・受信者・CC・件名・メールの内容(本文)・添付ファイルの有無などを指定してフィルタリングできます。反対に、指定した条件に「一致しない」メールだけに絞り込むことも可能です。
検索はブラウジング履歴に保存されるため、過去に行った検索条件をもう一度使って探すことも簡単です。よく使う検索条件を、フィルターとして保存することだって可能です。
保存したフィルターは、[設定] > [メール] > [メールフィルターとアクション] から確認できます。また、検索で抽出したメールへのラベル付けやメールの既読化などのアクションも追加できます。
リーディングリストとメモのデータのインポート・エクスポート
ユーザーのデータはユーザーのものです。自分のデータは、好きなアプリやサービスに自由に移動できるべきです。データの移行は本来、あらゆるアプリとプラットフォームを通して行えるべきだと Vivaldi は考えています。
Vivaldi は既に、ブックマークやスピードダイヤル、ログイン情報、その他の種類のデータのエクスポートをサポートしています。今回、これまで含まれていなかった一部のデータもエクスポート対象に追加し、ユーザーが完全にデータを移行できるように改善しました。
Vivaldi 6.6 では、メモとリーディングリストのデータのインポート・エクスポートが行えるようになりました。メモは(Joplin や、その他のメモアプリと互換性がある)Markdown ファイル、リーディングリストは(Instapaper や、その他の記事クリップアプリと互換性がある)CSV 形式をサポートします。
メモやメモフォルダーのエクスポートは、[ファイル] > [エクスポート] > [メモ] メニューに移動して行えます。リーディングリストのエクスポートは、[ファイル] > [エクスポート] > [リーディングリスト] から行えます。
また、インポートは、[ファイル] > [アプリケーションまたはファイルからインポート] メニューから行うことができます。ドロップダウンメニューから、メモフォルダーやリーディングリストのオプションを選択してください。
Vivaldi のプロダクトは、その優れた機能性においてユーザーから選ばれていると信じています。また、Vivaldi はユーザーやユーザーのデータを囲い込むことは決してありません。
Vivaldi 6.6 をダウンロード
この記事ですべての変更や改善を網羅することはできませんが、更新履歴から詳細をご確認いただけます。全容を把握するには、Vivaldi 6.6 をダウンロードしてお試しください!
このバージョンで、悩みの種だった点は改善されましたでしょうか?今後の改善に役立てるため、是非、ご意見やフィードバックをフォーラムにお寄せください。皆さんの変わらぬサポートに感謝致します。
最後に、うるう日の今日が誕生日だった方へ、ハッピーバースデー! 🙂