デスクトップ版 Vivaldi 7.7:もっとスムーズに、もっと自在に

このリリースでは、みなさんから寄せられたフィードバックをもとに、最も重要とされる点を丁寧に磨き上げた機能をまとめました。デスクトップ間でのタブへのシームレスなアクセス、ウィジェットとスピードダイヤルをついに統合したスタートページ、そしてブラウザのパフォーマンスをきめ細かくコントロールできる機能を実現しています。

「ブラウザが、使う人に合わせよう。その逆ではなく」。Vivaldi は常にこの思いを胸に開発しています。

デスクトップ版 Vivaldi 7.7 のアップデートでは、主に整理整頓やアクセスしやすさ、ブラウザの使い勝手を改善しました。また、みなさんからの意見を参考にしながら、タブへのスムーズなアクセス、ウィジェットとスピードダイヤルを統合したスタートページ、ブラウザのパフォーマンス調整を中心に、入念に磨きをかけました。

今回のリリースでは、特にパワーユーザーが日常的に直面する問題を解決できるように構築しています。


必要なタブにどこからでもアクセス

会社で使っているデスクトップで、大量のタブを丁寧にスタックやワークスペースに整理してから帰宅したとします。帰宅して、自分のノートパソコンで作業を再開したとき、まったく同じ整理されたタブを見られたら良いなと思ったことはありませんか?複数のパソコンを使ってる人にとっては、あるパソコンでリサーチした結果をワークスペースに完璧にまとめたら、別のパソコンでもその続きから作業できたらいいのに。そう思うこと、ありますよね。

Vivaldi 7.7 では、タブとウィンドウの同期を大幅に改善したことで、パソコン間でタブの構造全体を移行させる方法がガラッと変わりました。あなたが丁寧に整理したタブの構成を、そっくりそのまま移行できるのです。わかりやすく関連タブをまとめたタブスタック、作業内容ごとに分類したワークスペースなど、使っているブラウザまるごと、別のパソコンまるっと簡単に移行させることができます。

タブボタンや「ウィンドウとタブ」パネルから、この機能に素早くアクセスできます。単にタブが並んだリストを取得して再現するだけではなく、ウィンドウ全体の構造も完全に別の環境に再現して、ブラウジングの続きができるのです。タブスタックはもちろん、ワークスペースも、タブの配置もそっくりそのままです。

この機能の一番の魅力は、オフィスと自宅、どちらでタブを開いたかに関わらず、どこにいても完全に同じ環境を維持できるという点です。せっかく整理したタブを、また最初から開き直したり、同期の履歴を辿りながらどのタブをスタックにしていたかを思い出したりする必要はありません。ブラウザに並ぶタブの順番、タブスタックの名前、それらすべてがやりかけの作業を思い出すための貴重な情報ですよね。ブラウザを開いてすぐに別のパソコンでの作業を完全な状態で引き継ぐことができたら、どれだけ効率アップに繋がるか考えたらワクワクしませんか?

スタートページをもっと自分好みにカスタマイズ

デスクトップ版の Vivaldi のスタートページでは、最初にスピードダイヤルの行が表示され、その下に天気ウィジェットとタスクウィジェットが配置されています。

使う人とスタートページの関わり方を見直した結果、ウィジェットとスピードダイヤルをスタートページに統合することにしました。お気に入りのサイトとウィジェットからのリアルタイムの情報を並べて表示することで、あなただけのパーソナルなダッシュボードが実現します。天気予報、RSS フィード、メールのプレビュー、好きなチームの試合結果などよくアクセスするサイトなどをすべてを同じ場所に表示したら、ひと目でいつもの情報をざっとチェックできます。

もちろん、Vivaldi ならではの柔軟なカスタマイズ性も兼ね備えています。必要に応じてスピードダイヤルのグループを好きなだけ作成したり、ウィジェットを追加、位置やサイズの変更、スピードダイヤルフォルダーと合わせて表示など、思い通りにアレンジできます。

プライバシーを明確に可視化

デスクトップ版の新しいプライバシーダッシュボードでは、ブロックされた広告やトラッカーの数に加え、節約された通信量と時間が表示されます。さらに、「バックグラウンドでの不要な通信を削減したデータ量は、ポッドキャスト1話分に相当する」という面白い豆知識も紹介されています。

プライバシーダッシュボードのデザインをより見やすいデザインに刷新し、Vivaldi が実際にユーザーを何から保護しているのかをわかりやすく把握できるようにしました。アップデートしたプライバシーダッシュボードでは、ブロックしたトラッカーや広告、不要なコンテンツを読み込まないことで節約した時間などを明確に表示します。こうすることで、保護機能を有効にするとブラウジングにどのような影響があるのかがすぐ分かります。

新しいダッシュボードでは、サイト別のブロッキングレベルをより詳しく把握できるようになり、特定のコンテンツが正常に機能するようにする例外の管理もしやすくなっています。ユーザーのデータも時間も考慮した、透明性のあるプライバシーを実現しました。

パフォーマンスもコントロール

新しい「パフォーマンス」セクションでは、ユーザーが希望する省エネレベルやメモリ節約レベルを選択できます。

システムのリソースは貴重ですよね。Vivaldi 7.7 ではブラウザによるリソースの使用をユーザーがもっとコントロールできるようにしました。

設定に新たにパフォーマンスのセクションを追加し、メモリーセーバーのオプションを選択できるようにしました。これにより、アクティブでないタブに対するメモリ―の管理方法を設定することができます。タブをたくさん開いてそのままにしておくタイプ、最小限にとどめるタイプ、いずれにしても、ブラウジングスタイルに合わせてパフォーマンスを調整できる設定を提供します。

メモリーセーバーを使って非アクティブなタブを低電力状態にすることで、リソースを解放できます。タブを開いたままにしていてもメモリーを節約できます。ピン留めしたタブや、アクティブに読み込み続けたいタブなど、対象外とするタブも設定でき、ブラウザのリソース使用量を細かくコントロール可能です。

特に RAM に制限があるパソコンで作業していたり、ブラウザをできるだけ効率的に使用したい場合には便利な機能です。設定はシンプルで簡単に調整できるので、自分に合ったものを選択してください。

メールパネルの改善

デスクトップ版のメールパネルが強調表示され、各セクションが独立したフローティングバーに分けられました。これにより、全体がより見やすく、目的の項目を見つけやすくなっています。<br>画面には、The Monocle のニュースレターから届いたメールが開かれており、屋台が並ぶにぎやかな通りと高層ビルが写った写真が表示されています。

メールパネルの UI も改善しました。読みやすさと使いやすさを向上するため、視覚的に改良を加え、ブラウザで直接メールを操作しやすくしました。小さな改良によって日々の使い勝手が快適になること間違いなしです。

概要ページがリニューアル

Vivaldi の新しい「About」ページは、よりモダンなデザインになりました。カラフルな背景の上に、角の丸い白いボックスで情報が表示されています。

時にはちょっとしたことにも目を向けています。Vivaldi に関する概要ページのデザインを一から見直し、見やすいモダンな外観に変え、アップデートのハンドリングも改善しました。

新しくなった概要ページでは、より見やすく、そしてより多くの情報を提供するようにしました。現在使用中のビルドのバージョンをわかりやすく表示し、アップデートが必要かどうかも一目で確認でき、重要な情報にも簡単にアクセスできます。各所に便利なボタンを追加し、必要な情報をコピーしたり、プロファイルフォルダーボタンからプロファイルパスに直接アクセスしたりできるようにしました。

このようなほんのちょっとした改善でも、全体的な使用感を上げてくれるはず。自分のブラウザに関する情報が必要な時はこのページにアクセスすれば、すべて揃っています。


ユーザーを最優先に考えるブラウザ

規模の大小に関わらず、アップデートの度に Vivaldi はパワーアップしています。Vivaldi には、ユーザー以外の利益を優先する投資家はいません。データの搾取や追跡も一切行わず、ユーザーの選択・ワークフロー・プライバシーを第一に考えたブラウザの構築を目指しています。

Vivaldi を楽しんでいただけているのであれば、是非、身近な人にも紹介してください。実際に使用している人からの口コミに勝るものはありません。

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Vivaldi コミュニティの一員として常にご支援いただき、ありがとうございます。今後もリリースごとに Vivaldi を向上していけるよう、共に挑戦していきましょう。

豊富な機能とカスタマイゼーションで、もっと自由にブラウジングを楽しもう!

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